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今は亡き愛する人たちとの健全な関係
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原文:http://www.angeltherapy.com/article10.php
愛する人たちとの関係は、その人の死をもって終わることはありません。関係のかたちが変わるだけなのです。
私は、サイコセラピスト(心理療法家)や、透視能力をもつミディアム(亡くなった人々との霊的コミュニケーションを司る霊媒)として、クライアントが、亡くなって "あちら側" に行ってしまった愛する家族や友人たちと健全な関係を維持する手伝いをしています。死後の健全なかかわり合いは、死というヴェールをはさんで別々の側にいる、どちらの魂にとっても重要なことなのです。
愛する人の死を受けて、悲しみにくれる遺族には、区切りをつけなければならない複雑な思いがあります。
後に残された人は、おそらく大変な悲しみと寂しさ、混乱を感じるでしょう。その気持ちがどんなものであるかは、友人や家族を亡くしたばかりの人のことを考えればわかるはずです。一方で残された人々は、亡くなった人に対して、怒りや裏切りにも似た感情を抱くことがあります。
残された多くの人たちは、亡くなった人に対して怒りを感じているなどとは認めたくないため、そういった感情を克服するのが難しいのです。今は亡き人に対して恨みを抱くなどとても「正しい」こととは思えないのです。
しかし、そのようなごく正常な感情を認めることが、喪失感を癒すうえで大切なことなのです。
結局のところ、亡くなった人たちは、私たちが彼らのことをどのように感じ、どのように思っているのかを完全にわかっています。“あちら側” にいる人には、何も隠しだてはできないのです。心の平和を犠牲にして、本当の気持ちを、自分に対して隠しているにすぎません。本当の気持ちを否定すると、自分の幸福を妨げるだけでなく、亡くなった人の霊的成長をも妨げることになるのです。
例えば、こんな例があります。
私のクライアントだったローラは、父親が自分のからだをいたわらなかったことに対して父親に怒りを抱いていました。ローラの父は長い闘病生活の末に亡くなり、ローラは、死を招く結果になった喫煙と飲酒という不健康な生活を送り続けた父に、腹を立てていました。
同時にまた、ローラは、父親に対して怒りを抱くことに罪悪感を感じていました。「死者にもっと敬意を払うべきだ」と感じていたのです。
最初のセッションのとき、亡くなったローラの父親が現われて、自分のことを許してくれるようにローラに頼みました。そして、彼は、ローラが心の安らぎを得られるかどうかがとても心配で、地表から離れられず、あちら側に行けないでいると言ったのです。
こういったことはとてもよく起こります。残された人々が、愛する人の死で、気が動転しているとき、亡くなった人は、残された人々が大丈夫だと確信できるまで、彼らのそばにいるのです。
しかし、亡くなった人が、残された人のスピリットガイドを務めるという役割を受け持っているのでない限り、残された人々のそばで長い時間を過ごすことは、亡くなった人の霊的成長を妨げることになるのです。
ローラの父親は、霊界に入り、霊的成長を遂げるような活動に携わりたいと願っていました。しかし、まず最初に、彼はローラのそばを離れることを認めてもらいたかったのです。
別のクライアントのメアリアンは、子供の頃、父親に虐待されたことから、亡くなった父親に非常に深い恨みを抱いていました。セッションのとき、メアリアンの父親が現われ、彼女を傷つけたことに深い後悔の念を表しました。そして、彼もまた、メアリアンに許しを請いました。
メアリアンが、幼少期の父の虐待と、父親の死というふたつの悲しみで涙にくれていたとき、メアリアンの今は亡き父方の祖父が突然現われました。メアリアンが幼少期に受けた虐待は自分に責任があると、彼女の祖父は説明し、メアリアンの父が子供だった頃、どれほどひどく彼を殴ったかを語りました。
この幼年時代の虐待が、成人したメアリアンの父親を我が子の虐待へと駆り立てたのでした。祖父はメアリアンに、自分と彼女の父親を許してくれるように頼みました。さらに彼は、メアリアンがふたりを許すことによって、彼女は、癒されていない怒りと恨みという罠から逃れることができるのだと説明しました。
ローラも、メアリアンも亡くなった父親を許したいと願っていました。しかし、許したいということと、実際に許すということは、まったく別のプロセスです。どちらのクライアントも、怒りや恨みを完全に手放せるようになるまで、何度も私のカウンセリングセッションを受けなければなりませんでした。
そして、ローラは、ついに、父親の不健康な生活習慣は、不本意な職業への彼なりの折り合いのつけ方であったことを理解しました。不満足な仕事に行き詰まりを感じていた父親に、慈しみと思いやりの気持ちをローラは感じることができました。そして、そのような見方が、父親を責める気持ちを解き放つ助けになりました。
もう一人のクライアントのメアリアンは、次のように私に話してくれた後に、父親と祖父を許しました。「私は父と祖父を許しますが、その行為を許すことはありません」と。これは、根深い怒りを捨てるためのひとつの方法です。つまり、行為は許せなくても、人を許すことが大切なのです。
悲しみにまつわるあらゆる感情を率直に認め、乗り越えることは、私たち自身のためにも、亡くなった愛する人たちのためにもよいことなのです。
効果的な方法のひとつは、亡くなった愛する人に真正直な手紙を書くことです。手紙を書くときは、どんなかたちであれ、編集したり、検閲したりしないことです。あなたの愛する人は、あなたがどのように感じているかを既に知っているということを忘れないでください。あなたがネガティブな感情を抱いているからといって、あなたの愛する人は、あなたを批判したりはしません。自分に正直になり、許すことで、あなたが心の平和を取り戻し、幸せになるのを願っているだけなのです。
そうすれば、あなたと "あちら側" にいる今は亡き愛する人たちとの関係は、素晴らしく充実したものになるのです。私のクライアントの多くが、今は亡き愛する人たちとの関係は、生前の関係よりも、親密で、正直でさえあると語っています。
あなたたちが分かち合った愛は、死で終わりを告げるのではありません。忘れないでください。愛は永遠であることを! |
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